医療と消費税(欠陥だらけの税) 2012 3 18

 最近、消費税増税の議論の時に、
よく「社会保障のために」と言われますが、
これは、あくまでも方便でしょう。
増税のために作った理屈だと思います。
 2012年3月17日の朝日新聞には、
このような記事(医療関係者からの投稿)があります。
以下は、引用です。
 消費税を負担するのは、最終消費者だ。
事業者は、消費税を受け取り、
そこから事業に必要な物品などを購入する時に支払った消費税分を
差し引いて納税する仕組みになっており、
事業者の税負担はないことになっている。
 しかし、一般には、あまり知られていないが、
医療においては、自由診療を除き、
最終消費者である患者は消費税を払っていない。
 にもかかわらず、病院は、
医薬品や医療材料、医療機器などの購入時に、
消費税を払っているのである。
 輸出業者が部品の仕入れになどにかかった消費税を
「輸出戻し税」で還付してもらっているのに比べ、
甚だしい不公平だ。
 一般に高度な医療を行うためには、
高額な医薬品や医療材料を使っているので、
病院(急性期病院)では、
今も、収入の3%近くに相当する消費税(控除対象外消費税)を
支払っており、経営上、大きな負担となっている。
 そのような状況を多くの医師は知らず、
現場では、病院の利益よりも、
患者にとって、よりよい医療を優先している。
その結果、多くの急性期病院は、赤字経営を強いられている。
 この上、消費税率が10%になれば、
今は、わずかの黒字病院も赤字経営となるのは、明らかである。
 わが国では、医療を必要としている高齢者は増え続け、
病院の需要は高まるばかりなのに、
経営破綻する病院が増えたのでは、
何のための消費税増税かということになる。
(以上、引用)
























































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